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建設業の環境管理~環境の負荷を減らす~

現在、建設業では、企画~設計~施工~運用~解体など、すべての段階にわたって環境への体系的な配慮が必要とされています。環境保全年次計画を立てて、ISO14001にのっとった環境マネジメントシステムを構築することが務めとなっています。
(※ISO14001・・国際基準化機構が発行した環境マネジメントシステムに関する国際規格)

「物質フロー図」「環境会計」を用いながら、事業に投入し産出される資源を定量的にデータとして管理・把握していきます。

物質フロー図というのは、

・投入されるエネルギー(電力・燃料)
・資材(鋼材・セメント・骨材・木材・アスファルトなど)

これらの投入量に対して、

・ストックされる構造物
・産出過程で排出されるガス(二酸化炭素・窒素化合物・硫黄化合物・フロン・ハロンなど)
・建設廃棄物(土砂・建材・仮設建材・アスベストなど)

差出される構造物と廃棄物、排出ガスの量をデータとして示せるようにします。そして、中間処理やリサイクル、グリーン調達、最終処分されるそれぞれの分量を把握してゆきます。

環境会計は、環境保全にかかる費用と、その効果を数値によって判定するものです。
公害防止、自然環境保全、資源の循環にかかる費用のほかに、研究開発や管理活動、補償や社会貢献に投じる費用も加えながら評価していきます。

建造物を施工してから解体するまでのライフサイクルを通して、環境に及ぼす負荷を減らすことはとても大切です。あわせて資源の消費を抑えて有効な使い方を考えることも必要なことといえます。

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